💉何が変わったの?
ポイント
2026年4月から、高齢者向け肺炎球菌ワクチン定期接種に使用するワクチンが変わりました。
これまで使われていた「ニューモバックス®NP(PPSV23)」に代わり、より免疫効果が持続する新しい「プレベナー20®(PCV20:20価肺炎球菌結合型ワクチン)」が定期接種のワクチンとして採用されました。
▲ これまで(〜2026年3月)
ニューモバックス®NP
PPSV23(23価 莢膜ポリサッカライドワクチン)
多糖体ワクチン・筋注または皮下注
多糖体ワクチン・筋注または皮下注
✅ 新しく(2026年4月〜)
プレベナー20®NEW
PCV20(20価 肺炎球菌結合型ワクチン)
結合型ワクチン・筋肉内注射
結合型ワクチン・筋肉内注射
💡 なぜ変更するの?
新しい結合型ワクチン(PCV20)は、免疫細胞(T細胞)を活性化して「免疫記憶」を形成するため、従来の多糖体ワクチンより長期間にわたる免疫効果が期待できます。また、1回の接種で完了できるため、再接種の手間が省けます。
👤対象となる方は?
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65歳の方(主な対象) 毎年度、65歳になった方が対象です。お住まいの市区町村から接種のご案内が届きます。
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60〜64歳で一定の基礎疾患を持つ方 心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害があり日常生活が極度に制限される方、またはHIVによる免疫機能に高度な障害がある方が対象です。
⚠️ すでにPPSV23(ニューモバックス®)を接種済みの方へ
定期接種の対象外となりますが、主治医にご相談のうえ、任意接種(自費)でPCV20の追加接種を検討することもできます(前回接種から1年以上経過が目安)。詳しくはかかりつけ医にご相談ください。
📊新旧ワクチンの比較
| 項目 | 旧ワクチン(PPSV23) | 新ワクチン(PCV20) |
|---|---|---|
| ワクチン名 | ニューモバックス®NP | プレベナー20® |
| 種類 | 多糖体ワクチン | 結合型ワクチン |
| 対応血清型数 | 23種類 | 20種類 |
| 免疫の仕組み | B細胞のみ活性化 | B細胞+T細胞を活性化(免疫記憶を形成) |
| 接種回数 | 1回 | 1回(原則) |
| 再接種 | 5年後に1回推奨 | 原則不要 |
| 接種方法 | 筋肉内注射または皮下注射 | 筋肉内注射 |
※ 対応する血清型の数は異なりますが、PCV20は侵襲性肺炎球菌感染症の原因の約50〜60%を占める血清型をカバーしています。
📋接種の流れ
1
市区町村からの案内を確認する
対象年齢(65歳)になると、お住まいの市区町村から接種のご案内(予診票など)が届きます。
2
接種できる医療機関を確認する
市区町村の窓口・ホームページ、またはかかりつけ医にてPCV20(プレベナー20®)の接種が可能か確認しましょう。
3
予約・受診する
医療機関に事前予約のうえ、問診票・ご案内書類・健康保険証をお持ちください。
4
接種後は体調を確認する
接種後15〜30分程度、医療機関で様子を見ましょう。まれに副反応(注射部位の発赤・腫れ・発熱など)が起こることがあります。
💰 費用(自己負担)について
定期接種の費用(自己負担額)は市区町村によって異なります。多くの自治体では一部助成が行われていますが、詳細はお住まいの市区町村の健康推進課・予防接種担当窓口にお問い合わせください。
❓よくある質問
今まで肺炎球菌ワクチンを打っていません。今からでも大丈夫ですか?
はい。定期接種の対象年齢(65歳)であれば接種できます。かかりつけ医またはお住まいの市区町村窓口にご相談ください。
以前にニューモバックス®(PPSV23)を接種しました。また接種できますか?
PPSV23を接種済みの方は今回の定期接種の対象外です。ただし、任意接種(自費)として前回接種から1年以上経過している場合にPCV20を接種することについて、主治医にご相談いただくことができます。
インフルエンザワクチンと同時に接種できますか?
肺炎球菌ワクチン(PCV20)は、インフルエンザワクチンと同時接種が可能です。ただし、接種部位は別の場所にする必要があります。医師にご確認ください。
副反応はありますか?
接種部位の発赤・腫れ・痛み、発熱、倦怠感などが起こることがあります。通常は数日以内に治まります。まれにアナフィラキシーなどの重篤な副反応が起こることがあるため、接種後しばらくは医療機関で様子を見ることが大切です。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
肺炎球菌ワクチンを打てば肺炎にかかりませんか?
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎や菌血症・髄膜炎などの重篤な感染症を予防する効果が期待されます。ただし、すべての肺炎を予防するわけではなく、他の細菌やウイルスによる肺炎は防ぎません。日ごろの手洗い・うがい・健康管理も大切にしましょう。
📞問い合わせ先
🏛️ まずはお住まいの市区町村へ
接種対象者への案内、費用の助成、接種可能な医療機関の情報は、市区町村によって異なります。健康推進課・予防接種担当窓口へお気軽にお問い合わせください。
参考:関連機関
- 厚生労働省「高齢者の肺炎球菌ワクチン」ページ:
https://www.mhlw.go.jp/(厚生労働省) - かかりつけ医・地域の医療機関
- 各市区町村の保健センター
📌 このページについて
このページは一般向け啓発を目的として作成されています。接種に関する個別のご判断は、必ずかかりつけ医または専門家にご相談ください。記載内容は公開時点の情報であり、最新情報は各公的機関のウェブサイトをご確認ください。